こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
6月の最初の行事は衣替えです。(6月1日と10月1日にあります。)
衣替えは日本独自の行事です。
もともとは平安時代の宮中行事である「更衣」といわれて旧暦の4月1日と10月1日に行っていたものです。
この習慣が江戸時代に庶民にも行われるようになりました。
現在の日にちの衣替えになったのは、明治時代です。
官公庁や学生の制服で、冬服から夏服・夏服から冬服へ一斉に替えられていたことから、現在の日にちになりました。
衣替えの次は夏至です。
夏至は1年のうちで昼が一番長くなる日です。
この他には、昼が一番短くなる冬至や昼と夜が同じになる春分の日と秋分の日があります。
7月の最初の行事は七夕です。
七夕は、牽牛星と織女星を祀って西方や書道の上達を祈願した乞巧奠と日本古来の農村に伝わる棚機津女の習慣などが重なって生まれた行事です。
七夕祭りの起源は平安時代の宮廷にあったとされます。
しかし、願い事を書いた短冊を笹につけることは江戸時代の後期です。
現在は七夕の日が晴れるのがいいと思う人がいますが、昔の農家では短冊が流れるほどの雨が降ることが良いと思われていました。
七夕が終わったら盂蘭盆会です。
盂蘭盆会は「お盆」っていわれます。
先祖や死者の霊を家に迎えて供養する仏教の行事です。
お盆の期間は、新暦や旧暦・8月になる地域もあります。
多くは7月13日~16日です。
基本的に7日前にお墓の掃除をします。
地域や宗派によって盂蘭盆会のやり方は異なっています。
迎え火で迎えて、送り火で送ったり、精霊棚を設けて精霊の乗り物を野菜にみたてるといった宗派もあります。