こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
2月になって初めてやってくる行事は節分です。
節分は季節がかわる前の日のことです。
立春・立夏・立秋・立冬というように、いかにも季節が始まるかわるっていう名前ですね。
季節の変わり目は病気にかかりやすいということで、邪気を払う行事をやっていました。
特に、豆まきですね。
鬼(邪気)に豆をまいたり、豆を食べて福運や健康を祈ります。
そしてイワシの頭をヒイラギの枝に刺して玄関などに飾る「焼嗅」という風習もあります。
立春は、暦で春が始まるとされる日です(がっつり寒いですが…)。
日本人は、春が1年の始まりと考えていましたから新しい年の始まりでもありました。
そういえば、暦と実際の季節でズレが起きるから修正するために二十四節気を中国で作られました。
日本では、この二十四節気に加えて雑節を作って日本の気候に合わせました。
次に上巳の節供です。
これはひな祭り(桃の節句)です。
実は「忌日」で、古代の中国はこの日にお祓いをしていました。
このお祓いが日本に伝わって変化しました。まだまだ現在のひな祭りになっていません。
平安時代の日本では、季節の変わり目ごとに、体に「人の形をした紙」を撫でて穢れを移して川や海に流す儀式がありました。
この「人の形をした紙」が豪華な人形になって、川や海に流さないで屋内で飾るようになっていきました。
そして、江戸時代ごろから五節供の一つになって現在のような雛壇や豪華な飾り雛に変化していきました。