こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
誰でも、「本来の自分」で過ごしたいですよね。
LGBTQにとって、「本来の自分」で過ごすことや、過ごすための制度に壁があります。
さて、同性愛者や両性愛者にとっての壁です。
今の日本の「法律」では、同性婚が認められていません。
また、同性婚が認められている外国で結婚していても、日本では異性婚で認められている優遇措置や相続権が認められていません。
近頃、LGBTQの理解が進んでいる企業が増えていても、部屋を借りられなかったり、保険金の受取人になれなかったりする場合があります。
その他、パートナーの緊急手術の同意やICUに入院しているパートナーへの面会を断られる場合もあります。
トランスジェンダーにとっての壁…
戸籍上の性別は生まれた時の体の状態で決められてしまいます。
ということは、性自認と全く違った性別が載ってしまいます。
つまり、トランスジェンダーにとって自認する性別と違った性別を使うということになります。
法律で戸籍の性別を変更することは可能ですが、とても条件が厳しいです。
また、性別を変更するためのSRS(性別適合手術)は保険適用となりましたが、保険適用となるためにも条件があります。
結局、多くのトランスジェンダーは全額自己負担でSRSを受けて性別を変更することになっているのが現状です。
そして、生活面でも御手洗や更衣室といったところでは戸籍上の性別に従って使わなければならないということもあります。
誰もが何も気にすることもなく、本来の自分で過ごせる社会になったらいいですね。