こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
今までの日本では、生まれた時の生殖器がどうなっているかで「男か女か」どちらか2つにわけられて、性自認は生殖器と同じで、性的指向は異性だと考えられてきました。
さらにこの考えではなかったら「病気」とされて、治療が行われていたという時代もありました。
私たちは生まれた時の体の性別で戸籍の性別が決まり、異性とだけ結婚ができるという法律や認識で生きてきました。
学校教育でも、「男女同権・フェミニズム」は学ぶ機会はありましたが、性の多様性やLGBTQを学習する機会はほとんどありませんでした。
まだまだわからないこともあって、多くの方が言葉だけ聞いたことがあって、どういう意味は知らないという場合もあります。
気づかないうちに言ってはいけない言葉を話している場合もあります。
そのため、よくメディアで使われていた「おかま・ホモ」といった言葉でLGBTQの方を傷つける場合があります。
メディアで使われていた言葉だから使っていいというわけではありません。
言葉の隠された意味をしっかり理解しなければいけません。
ちなみに、トランスジェンダーは当然のように性別を変更するとは限りません。
「常識」や「当然」や「こうあるべき」という考えは全く通用しません。
ちゃんと理解するか、「こういった考えがある場合もある」と柔らかい思考が必要です。