豊中の神社を紹介!~服部天神宮~

こんにちは。

豊中行政書士事務所の樋口晴一です。

今回は服部天神宮の紹介です!

ご祭神…少彦名命・菅原道真

住所…〒561-0851 大阪府豊中市服部元町1-2-17

服部天神宮のご祭神は、 少彦名命と菅原道真です。

さて、どうして二柱の神様をお祀りしているのでしょうか?

それは、神社のご由緒(歴史)から見ることができます。

少彦名命は服部天神宮の始まりで、菅原道真は平安時代で現れてきます。

菅原道真も、少彦名命によって助けられた方でした!

さて…服部天神宮は渡来人の集団である「秦氏」が外来神の少彦名命(医薬・病気平癒・健康の神様)を小さな祠にお祀りしたことが始まりです。

渡来人の「秦氏」って、教科書に出てくる一族ですね。

海外からやってきて日本にたくさんの技術を伝えてくれたありがたい人たちです。

豊中にもいらっしゃったんですね!

そして、二柱目の菅原道真です。

ちゃんとお話があって、少彦名命と関連していて、どうして「足の神様」として服部天神宮が敬われているかわかります。

時代が経って平安時代に、菅原道真が京都から太宰府へ左遷されていく途中に持病の足の病に襲われて一歩も動けなくなりました。

「昌泰の変」っていうのでしたよね。その後のお話です。

その時に、服部に住む村人が菅原道真へ「少彦名命は、神代の昔、大国主神と協力して国土を治め、さらに海外も巡り、この世の生き物のために医薬の方法を定め、また生きものに取り憑いて苦しめる邪霊を祓う方法も定めました。この時より今の世に至るまで、生きている者でこの二柱の神様のご恩を頂いていない者はいません。このような尊い少彦名大神にお祈りしたら、必ず足の具合も良くなると思います。」と促しました。

服部に、実は菅原道真が来たことがあるんですね~!

確かに、服部には「能勢街道」っていう昔の道があるので当時のことを思い浮かべることができます。

そして、村人の言うとおりに菅原道真は少彦名大神にお祈りしたところ、持病の足の病が治まって無事に太宰府へ到着しました。

また菅原道真が太宰府で亡くなった後、服部天神宮は菅原道真を合祀(少彦名命と菅原道真を一緒にお祀りする)し、「足の神社 服部天神宮」として社殿を建てました。

足の神様のご神徳を聞いた全国からの参拝者と、また能勢街道の要所であったことから、次第に門前市ができて江戸時代中期~末期はとても賑わっていました。

ずっと足の神様のご崇敬は続いて、足の病にお悩みの人、サッカー・マラソン・野球といったスポーツをする人が、全国各地からお参りされています。

「足の病で気になることがある」「スポーツが好きな方」はもちろん、病気や勉強のことで悩みがある方はぜひ参拝していてくださいね!!

この記事を書いた人

h.higuchi