こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
家族や親戚といつまでも仲良くしたいですよね。
相続でも穏やかに進めていきたいですよね。
でも、色んな思いが混ざるのでうまくいかないこともあります。
一番大きな理由は、相続の話や財産を分けるときに被相続人(亡くなった方)がいらっしゃらないこと…
いないのは当然のことです。たとえ遺言で伝えることはできても最後は相続人の話合いで決まります。
次に自分より多くの財産を受取られた人を「ずるい」と感じてしまうことです。
話合いのときの価値が同じでも種類によって違ってきます。
これはお金といった一回限りの財産や、株といった一回受取った後にまた増えていく財産というのが例ですね。
しかも、相続人だけなら納得できていたことでも、配偶者や親戚といった第三者が入ることで荒れる場合があります。
そのため、ちゃんとした「線引き」が必要になります。
「相続人だけの話」「家族だけの話」というように相続人当事者だけで進めるのが理想です。
どの相続人も納得できるような遺言を作るといった早めの対策を取っていれば、相続を穏やかに進めさせられるかもしれません。
そして、家族親戚という「代えることができない財産」を、お金や不動産といった物と引き換えに捨ててもいいのでしょうか。
一度みんなで集まったときや、一人でお風呂に入っているときにでもお金って何か、財産って何か見つめ直す機会を作るのもいいですね。