h.higuchi こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
まず、任意後見契約は任意後見監督人が選任されたときから効力が出ます。
任意後見契約の解除の条件は、効力が出てるか出てないか(任意後見監督人が選任されてるかどうか)で決まります。
さて、任意後見監督人が選任されていなければ、本人や任意後見受任者は公証人の認証を受けた書面でいつでも解除することができます。
合意して解除するときは、合意解除書に認証を受けたらすぐに解除することができます。
当事者一方からの解除の場合は、任意後見契約を解除する意思が書かれた書面に認証を受けて、その書面を相手方に送ってそのことを伝える必要があります。
次に、任意後見監督人が選任されていた場合です。
正当な理由があれば家庭裁判所の許可を受けて解除することができます。
正当な理由とは、病気で任意後見人の仕事ができない・本人や親族と信頼が破壊したから仕事ができなくなったなどが当たります。