こんにちは。
豊中行政書士事務所の樋口晴一です。
子供が一生食べ物に困らないように「お食い初め」という儀式を生まれてから100日目(地域によって異なります)に行います。
新しい膳・箸・茶碗をそろえて、赤飯・すまし汁・鯛などの尾頭のある焼き物・煮物・なます・梅干などで一汁三菜にします。
地域によっては、歯がためのために小石を添えることもあります。
実際は、赤ちゃんはまだ食べられないので食べる真似をします。
赤ちゃんに食べ物を口に運ぶ人を「箸役」といいます。
箸役は、赤ちゃんが長寿になるために同性の年長者が行います。
次に「初節句」です。
生まれてからの節句(女の子は3月3日・男の子は5月5日です)にお祝いをします。
女の子には雛人形を、男の子には鎧兜といった節句飾りを飾ります。
最後に「初正月」があります。
生まれて初めて子供が年神様をお迎えして行うお祝いです。
母方の実家から「男の子には破魔矢」「女の子には羽子板」を贈ります。
表書きは「初正月御祝」または「御祝」で、正月の飾りつけをする「正月事始め(12月中旬)」までに届くようにします。
お返しはいりません。
これで0歳の時にお祝いする行事は終了です。
1歳の誕生日に「初誕生」というお祝いがあります。
今では毎年誕生日にお祝いをしますが、昔の日本には習慣がありませんでした。
でも、特別に「最初の誕生日だけ」はお祝いしました。
健康に過ごせるようにとお餅をついて、足や腰が丈夫になるようにと子供に背負わせて歩かせたり足で踏ませたりします。
生まれる前から1歳までたくさんのお祝い行事がありますね!
しかも全部が子供の未来がよくなるように願いを込めた行事です。
大変かもしれませんが、これからも子供のために継いでいってほしいですね。